リファクタリングの読み方

リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック (Object Technology Series)

この本、コードを書く人には必読としてすすめているんだけど、そのまま読むと大事なことを見落としがちなんで書いておきます。

この本を表向きの通りに読むと、コードをどんどん修正して、テストを書いとけって本ですが、本質はそこじゃない。

全部説明すると寝れなくなるので、箇条書きで書くと

• 最適なコードは問題とコンテキストに依存する。
  • そのコンテキストは非常に変化しやすいので変化に合わせる必要がある。
• 一つの問題に対して複数の実装がある。
  • なので、そのうちの一つを選ぶ必要がある。
  • なぜそのコードにしたのか理由を説明できないとダメ。
  • どれを選ぶかで迷った場合はとりあえずで選ぶ。ただし選んだ理由が説明できないとダメ。

要はコンテキストを意識する事と、コードに理由づけをすることが大事って事。

この２つをしぶとくやっていると、コードをを見て書かれた時点でのコンテキストや理由を想像できるようになったり、他の修正を素早く頭に展開できたりできるようになります。そうなれば人のコードからも自分のコードからも多くを学べるようになる。